
人気がある職業といえば「事務職」です。一般的な会社であれば、ほぼ事務職の採用枠があります。そのためさまざまな業界の事務作業に特化した事務職がいます。それほど事務職は多岐にわたっている職業です。では、どんな種類の事務職があるのでしょうか。今回は、事務職の業界別の種類について詳しくご紹介します。
事務職はどんな仕事?
そもそも事務職とはどんな仕事なのでしょうか。こちらでは事務職とはどんな仕事なのかについて詳しくご紹介します。
事務職とは何か?
事務職とは、バックオフィスサービス職です。簡単にいうと、営業職・工場作業職・管理職・経営職・総務職など、彼らが業務に専念できるように裏からサポートする仕事です。事務職は一見、書類を作成する業務と思われていますが、本来は会社内で他の部署をサポートをする業務になります。
事務職の仕事① 書類作成・データ入力・保存
事務職の1つ目の仕事は、書類作成・データ入力・保存です。事務職という名前の由来は、書類作成・データ入力をするからです。書類作成では見積書、請求書、納品書などを作成し、データが発生したら入力を行います。また、現在はパソコンがあるので書類はすべてパソコンか、クラウドのいずれかに保存されます。
事務職の仕事➁ 社外からの電話・メール対応
事務職の2つ目の仕事は、社外からの電話・メール対応です。大きな会社になると、毎日膨大な数の電話・メールが届きます。事務職は自分たちで対応できるものは自分たちで対応します。担当に回した方がよいものは担当に回し振り分けます。
事務職の仕事➂ 来客の対応
事務職の3つ目の仕事は、来客の対応です。大きな会社だと、毎日多くの人たちが会社に訪れます。事務職は来客の受付をし、担当者に引き合わせます。
事務職の仕事④ 備品の管理・発注
事務職の4つ目の仕事は、備品の管理・発注です。会社では毎日たくさんの物が動いています。事務職は現在、社内にどれくらい備品があるのか管理し、不足していれば発注します。
事務職の仕事⑤ 郵便物の仕分け・発送
事務職の5つ目の仕事は、郵便物の仕分け・発送です。事務職は、社外から届いた郵便物を仕分けし担当部署に渡し、社外へ送る郵便物は発送します。
事務職の業界業種別の種類
事務職は業界業種別にはどんな種類の事務職があるのでしょうか。こちらで詳しくご紹介します。
一般事務とは?
一般事務とは、事務職の業界業種に関係がない一般的な事務職のことです。
医療事務とは?
医療事務とは、病院・診療所・クリニックなど医療に関係する事務職のことです。
病棟事務とは?
病棟事務とは、病棟専属の事務職のことです。別名、病棟クラークともいいます。
介護事務とは?
介護事務とは、介護施設・介護事業所で、介護保険サービスに介護請求を行う事務職のことです。
学校事務とは?
学校事務とは、学校法人や教育機関の事務職のことです。小学校、中学校、高校、大学、専門学校に採用されます。
ITサポート事務とは?
ITサポート事務とは、一般的な事務作業とエンジニア系の仕事の2つの業務を行う事務職のことです。
貿易事務とは?
貿易事務とは、貿易に関わる事務職のことです。輸出・輸入に関係する事務なので、非常に難易度が高く煩雑です。
宅建事務とは?
宅建事務とは、重要事項説明と営業サポートの2つの業務を行う事務職のことです。
調剤薬局事務とは?
調剤薬局事務とは、患者の受付・会計・処方箋などのデータ入力・調剤報酬請求を行う事務職のことです。
法律事務所のパラリーガルとは?
法律事務所のパラリーガルとは、弁護士のアシスタントを行う事務職のことです。パラリーガルは別名「法律事務員」ともいいます。
事務職に求められるスキル
事務職には一体どんなスキルが求められるのでしょうか。こちらで詳しくご紹介します。
基本的なビジネスマナー
どんな事務職でも基本的なビジネスマナーは必要です。基本的なビジネスマナーとは、きちんとあいさつができたり、清潔だったり、身だしなみが整っていたり、常識のある言葉遣いができていたり、きちんと約束を守れたりなどです。基本的なビジネスマナーができてないと、どんな事務職にもつくことはできないでしょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力とは、ある程度どんな人とも話を合わせることができる能力のことです。工場作業員やエンジニアであれば、コミュニケーション能力が0でも問題ありません。ところが事務職は、日々いろんな人たちと会話をしたり、やり取りをしなければなりません。いろんな人たちと合わせる能力がないと事務職はきついでしょう。
パソコンで作業ができるスキル
パソコンで作業ができるスキルとは、一般的にオフィスソフトくらいは操作できるスキルのことです。事務職をやるなら最低ワード・エクセル・パワーポイントくらいはできた方がよいでしょう。
まとめ
今回は、事務職の業界別の種類についてご紹介しました。事務職の種類は、今回ご紹介しただけではありません。いろんな業界業種があり、まだまだたくさんの事務職があります。ぜひ、興味がある業界があれば、事務職に挑戦してみてはいかがでしょうか。